理系-苦学部-どう生きる

理系である筆者のあるある、大学での事象、備忘録など。理系は皆苦学部。

レポート作成のために、私がLaTeXを頑なに使う4つの理由。

「Wordで実験レポート書いてたんだけど、フォントが一部違ってて過去レポのコピペを疑われたよ...」「段落の処理を忘れてて、減点された...」

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大学生になって高校生までとは最も違う評価方法。それがレポートだと私は思います。

高校生になるまでは、基本的に授業態度などで評価されていた日常点が、大学では基本的にはレポートであるとか出席とかそういうもので評価されます。

その中でもレポートは成績的に重い部類にある講義が多いですね。特に理系ならば実験。

そんなときにレポート作成におすすめしたいのがLaTeXです。(Markdownで書いているので、正式な表現方法ではないのはご容赦ください。)

LaTeXって?

LATEX(ラテック、ラテフ)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェア TEX にマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体の TEX に比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。\LaTeX と表記できない場合は“LaTeX”と表記する。 Wikipediaより

つまるところLaTeXは、テキストベースのWordという感じです。しかもどのOSでも無料で使うことができます。実際に作成しているファイルはこんな感じ。

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実際に私が昔に作成した実験レポートです。これだけ見ると難しいように感じますが、使い方は以外とWordみたい。設定をきっちりとするかフィーリングでやるかの違いです、(これが理系には嬉しいところ。画像の位置とか、キャプションをフィーリングでできるかよ!

ちなみに、日本語を使う場合は基本的にはpLaTeXですね。いろいろ種類があって難しい。使う上では、最初に困るだけでそれ以降は何も問題ないです。美文書入門買えば楽ですけどね。

大学生がレポートにLaTeXを使う理由

こんなLaTeX。普通に考えたら、Wordのほうが見た目だけで使えて楽じゃない?と考えると思います。

しかしLaTeXにはそれを差し置いてでも、大学生がレポート作成に採用すべき理由が4つあります。

  • LaTeXはテキストベースなので、環境を選ばずどこでも編集できて、PDFに変換できる。
  • LaTeXでは段落の処理や、フォントの設定などを勝手にしてくれる。
  • LaTeXでは様々な公式や数式をきれいに表現することができる。
  • LaTeXは科学論文やレポートなどに多く採用されている。

この4つです。ではそれらを詳しく見ていきましょう。

LaTeXはテキストベース!

LaTeXのファイル自体は、何ら変哲もない「メモ帳」で作成できるファイルと違いありません。 ファイルの編集にわざわざWordや一太郎のような専用ソフト必要ありません

究極にはスマホで書いたtex文章をevernoteで共有し、パソコンで文書として出力する。なんてこともできるので、場所やデバイスを選ばずにレポートを作成できるのは非常に良い点です。

(もちろんコンパイル用のソフトウェアは必要ですが、オンラインで使えるTeXコンパイルサービスもあるので、実質どこでもできる。CloudLaTeXとかがその例。日本語でも問題なくコンパイルできるので、オンラインで使いたい方にはおすすめ)

LaTeXでは体裁が簡単に整う!

正直、大学生がレポートを仕上げるにあたって一番役に立つ機能がこれ。

Wordでフォントが違って出力されていたり、図表番号が間違っていたり、段落前のインデントをつけ忘れたり、引用文献番号を打ち間違えたり... そんなレポートのあるあるをTeXでは一気に片付けることができます。

図表番号や引用文献は、その出力された順番で決定されるため打ち損じなどが発生しません。 しかも図形ならば、文章と被さった位置に配置されたりすることなく、挿入できるので体裁ミスを防ぐことができます。

同様に段落のインデントも構文に従って(1行開ける)書くことで、すぐに反映されるという良さ。

正直この補完機能のためにTeX使っているような部分はあります。最強です。

LaTeXでは数式がきれいに書ける!

あと、LaTeX真骨頂。数式をきれいに書けるところですね。

たとえば
e = mc^{2}

e^{i\pi} = -1

こんな感じで数式を出力することができます。斜体になってレポート中の数式表現としては一般的な理系には問題ないものとなります。(数理科学科の方たちはもっと詳しいと思うので言及しません。正直なところ、この表現ですべての学部でおkってわけではないのでご了承を。)

まあなんとなくかっこよいでしょ?e=mc2とか書くよりも。Wordだと面倒な数式もTeXだと手元のキーボードですらすらと書けるようになります。

LaTeXで科学者気分を味わえる!

最後は完全な気分です。

TeX文書を作成してるときは「プログラム書いてるの?」とか「何書いているかわからない」とか言われたり、出力した文章は「なんか学会誌みたい!」とか「研究論文みたいでスッキリして見やすいね」なんて言われます。

ええ。学部生にはただの自己満足ですが、ちょっとでも憧れていたはずの科学者っぽく思われるんですよ。 小手先ではありますが、悪い話ではないと思うんですよねー。自らの手で自尊心を保とう理系諸君。

まとめ

このようにLaTeXでは大学生がレポートを書く上で、Wordなどよりも様々な優位な点があります。もちろん、簡易的な文章などに関してはWordのほうが使いやすい場合もありますし使い分けは必須ですが、レポート作成においては確実にLaTeXの方が使いやすい上、いい評価をもらうことができます。

もしこの記事を見てLaTeXを使ってみようと思ったあなた。 実はこのLaTeXですが、一番難しいのはそのインストールなんですよ... (もちろんライトユースならオンラインのCloudLaTeXとかでもいいですが。)

しかしそれを簡単にしてくれるツールが付録としてついてくる「LaTeX2ε 美文書作成入門」があります。

LaTeXの歴史から、コードの利用方法、応用までLaTeXの(ほぼ)すべてを網羅した本ですので、きちんとLaTeXを使いたい方は絶対に購入をおすすめします。

[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門

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みんなで強くなって、みんなでハッピーになりましょう。